約10日間のアパート滞在でしたが、前後は移動日で中ふつかは例によって引きこもりましたので、行動したのは実質6日間。
引きこもり気質は、旅先でも健在でした。
目次
というわけで、ウィーン滞在記
ウィーンに着いたら、まずはポストカードを購入して父と妹に便りを出しました。
たしか「馬のふんが臭い」とか書いたような記憶。サイテー。
切手は郵便局の自販機で購入。
(ケルントナー通をはさんで観光案内所と反対方面に歩くと、数分で郵便局に着きます)
ウィーンぽさは全く感じられない、アルプスの山々が描かれた切手ですが、これはこれで自然豊かなオーストリアらしくて好きです。
基本は歩いて回れるウィーン
ウィーンは概念こそ「大都市」ではあるものの、三次元的には小ぶりな街なので、主要観光エリアは歩いても回れてしまいます。
とはいえ、冒頭のシェーンブルンやベルヴェデーレ宮殿は徒歩で訪れる人はほとんどいないと思います。
そういえば一人だけ、女性ブロガーさんでシェーンブルンまで歩いたよって人を見つけました(笑)
街並みを眺めつつ歩くのも旅の醍醐味ですが、ウィーンの地下鉄は観光客も安全に乗ることができるので、活用すると便利です。
地下鉄を使いたおす!という人は、おとくなパスを購入するのもアリだと思います。
地元民のようにトラムを使いこなせるようになりたい。
ウィーンといえばクラシックコンサート
いわゆる観光客向けのものは、普段クラシックコンサートに足を運ばないような人たちが「観光」として多く訪れていますので、マナー面が残念なのです。
撮影禁止なのにビデオをまわしていたり、演奏終了後の余韻をたのしむことなく拍手をしたり…通ではなくともそういったことにストレスを感じるタイプには合わないかと思います。
ではどうするか?
ウィーンフィルのマチネへ
私は日本からウィーンフィルのマチネをウェブ予約していきました。(詳しい記事→ウィーンフィルコンサート、マチネは入り口に注意!)
ウィーンフィルのチケットは「一見さん」には取れないというのが定石だそうですが、すんなり取れたのはマチネだからなのか、オーケストラではなくクインテッドだからなのか、このあたりは不明です。
ただ、当日オペラ座マーラーの間は満席。
マナーの悪い客はほとんど見かけませんでした。
お隣に座っていたマダムは上品で親切。
見かけるアジア人はだいたい日本人。
休憩時間にはコーヒーやケーキもいただけます。
教会でのオルガンコンサート
こういったコンサートのほかに、教会でのオルガンコンサートが毎日のように催されています。
基本は無料ですが、最後に教会への寄付を受け付けています。
私は大体1~2ユーロくらい入れてます。
パイプオルガンの音色が好きでバッハを毎日のように聴いているので、夢のような日々でした。
日本で気軽にパイプオルガンを聴く機会ってないですもんね…。
あ、そういえば築地本願寺はランチコンサートを行っていますね。
もっと増えてくれると嬉しいなぁ。
こちらの記事もどうぞ→(ペーター教会でミニコンサート)
ウィーンに着いたら、まずはシュテファン寺院の屋上へ!
シュテファン寺院の屋上からは、ウィーンの街が一望できます。
ウィーンの森も見渡せるので、高いところが苦手ではなければぜひ。
風が強いと怖いです。
シュテファン寺院の裏手など、小さな通りを歩くと、可愛らしい土産屋に出会えたりと楽しい発見があります。
お店に入ったら、こちらから挨拶するのを忘れずに。
ちなみに、ウィーンの「ハロー」はhalloであってhelloではないのです。
ご存知、オーストリアはドイツ語圏。
オーストリア訛りと言っていいのかは分かりませんが、独特の言葉も使われているようです。
コチラの記事もどうぞ→(まずはシュテファン寺院からウィーンを一望)
グラーベンには清掃の行き届いた有料トイレがある
シュテファン寺院のあるところ、ケルントナー通りと交差するようにグラーベンと呼ばれる通りがあります。
そのなかほどには有料トイレがあって、「トイレのおばちゃん」が管理しています。
地下なのではじめは躊躇してしまいますが、随時おばちゃんが掃除しているのでとてもキレイで安全です。
アートなウィーンも堪能
ウィーンといえば音楽という印象が強いのですが、美術館、博物館も充実しています。
アート好きはぜひ。
美術史美術館は見ごたえがありますし、新王宮のエフェソス博物館の古楽器も素敵です。
美術史美術館の絵画エリアは日本人のツアー客が多かったなぁ。
ミュージアムクウォーターはモダンアート。
私はウィーンに来る前にパリ滞在をしていまして、これでもかというほど印象派の絵を眺め尽くしてきたのですが、ウィーンに到着するなりモネ&ピカソ展(アルベルティーナ美術館)に遭遇してしまうという幸運に身を震わせました。
マティス、シャガールといった同時代の印象派の絵画も展示されており感無量。
コチラの記事もどうぞ→(そぞろ歩きも楽しいウィーン(美術史博物館→ブルク公園→ミヒャエル教会→パレフェルステル→ショッテン教会→ヴォティーフ教会))
世界一美しい図書館!プルンクザール
ウィーンに来たら必ず訪れたかったのが、王立図書館プルンクザール。
「世界一美しい図書館」と呼ばれているそうですが、プラハにも「世界一美しい図書館」が存在しているようです。笑
図書館ですが、一般市民への貸し出しは無論、手に取って読むことすらできません。
展示物、説明文によりウィーンの歴史をざっと知ることができます。
英語もドイツ語も分からなければ、雰囲気を楽しみましょう。
フラッシュNGかつ展示物に触れなければ撮影もOKです。
追記:先日本屋で見かけたこの写真集!ほしい
コチラの記事もどうぞ→(フォトジェニックなウィーン(アウグスティナー教会、プルンクザール、アルベルティーナ))
シェーンブルン
王宮やオペラ座、格調高いカフェのあるウィーン中心部からほど近い郊外には、オーストリア帝国の皇族ハプスブルク家の離宮があります。
それが、世界遺産シェーンブルン。
バロック様式の端正な外観は淡い黄色がトレードマーク。
この色は女帝マリア・テレジアが愛した色で、テレジアンイエローと呼ばれて親しまれています。
薔薇もテレジアンイエロー?
音楽好きにオススメなのは
音楽好きには訪れるべきスポットが多くて忙しいウィーン。
モーツァルトハウスや音楽館、老舗楽譜店のドプリンガーなどは定番ですが、ベートーベンゆかりのパスクァラティハウスもぜひ。
展示室がベートーベンの実際に住んだ部屋ではないのですが、イメージングの手がかりにしてみると感慨深いものがあります。
楽譜や肖像も展示されており、曲の視聴もできます。
入口は、わかりづらいです。
まさにアパートの一室で、5階の受付までは知人の家を訪ねるがごとく階段で登ります。
ただ、混雑していないし、スタッフものんびりムードなのが◎。
コチラの記事もどうぞ→(パスクァラティハウス)
カフェは、インペリアルが好きです。
また何か思い出したら付け足します。
移動系はこちら→オーストリア航空でウィーンへ(リムジンタクシーについても書いてます)、ウィーン市街から空港へ特急列車CATで移動
時系列順にリンクを貼った記事はこちら→(Vienna 2015.9 links)