前回のヨーロッパ旅行(パリ、ウィーン、プラハ)の1年前にもフランスへ訪れているのですが、
往路の飛行機を乗り損ねたため(格安航空券は注意!「キャンセル不可」なのに、往路を乗り損ねたら復路がキャンセル扱いになった件)パリとリヨンに十分な時間がなかったんです。
リヨンはまるまる省いてキャンセル、パリは帰りの乗り継ぎ時間を観光にあてただけという…。
目次
というわけで、弾丸すぎるパリ観光なのです
パリ観光というか…オチを言ってしまえば、むしろカフェ行ってそぞろ歩いただけっていうねw
もうちょっと観光できたなーと思うので、通ったあたりで寄れそうなスポットもあとで挙げてみます。
はじめに、なぜ弾丸パリ観光をすることになったのか?
さて、南仏旅行(ニース滞在記(2014.2))の最後に、トゥールーズからパリまで飛行機で移動したのですが、北のシャルルドゴール空港ではなく南のオルリー空港着にしたのです。
そのとき乗ったEasy Jetの話はコチラ→(LCC(格安航空会社)Easy Jetに乗ってみた話)
日本に帰るにはシャルルドゴール空港からの便に乗る予定で、あえてオルリー空港を使いました。
というのも、シャルルドゴール空港を使ったら最後、
絶対に街に出るのが面倒になって空港でぼけーっとして終わるのが目に見えていたからですw
トランジットで6時間…、空港から往復移動に余裕をもって2時間と考えると実質観光できるのは4時間なのですよね。
(空港と市街地間のアクセスについてはコチラ→ロワシーバスでシャルルドゴール空港からパリ中心部へ)
オルリーから市街地へ向かい、観光してシャルルドゴールへ、
というルートをとれば、いやがおうにもパリの街を通るので、それを狙ったわけです。
ちなみに、前回ウィーンからパリ、パリから羽田へ帰るときも6時間くらい空いていたのですが、
スタバ行ったりマック行ったりベンチに座ってスマホいじったり(空港はフリーWifiあるし!)
ポンピドゥセンターで買った本を読んだりしていたいたら余裕で時間つぶせました。
ムリして街に出る必要はないです。
と、元も子もないことを言ってみる。
はじめてのパリ!
オルリー空港からはタクシーを利用して、サンジェルマンデプレまで直行。
移動記事にも書いてますが、約30分で24ユーロでした。これね、意外と安かったんです。
Time is money!ということで、タクシーで移動
バスや電車という選択肢もありますが、初めてのパリでなおかつ時間が限られているとなれば難易度が高いです。
焦って迷うと怖いので、タクシーにしました。
オルリー空港は小さいですが、タクシー乗り場が行き先別にいくつか分かれていて、そこで列に並んで順番を待ちます。
はじめてパリに来たので土地勘も全くなくて、その辺の人に聞いたり、タクシーの運転手に聞いたりしながら並びましたが、みんなとっても親切でした。
あれ?パリ、あったかいぞ?というのが第一印象。
冷静に考えてみると、観光客慣れしてる感じです。
余談ですが、ニースは親切な人と差別的な人が両極端でした…。
わからないと思ってフランス語で悪口言われたり、からかわれたりしたけど、
そういうことをするのはあんまり民度がよくなさそうな風貌の人たちだったので、気にしなくていいのかなと思います。
身なりがしっかりしていたり、きちんとしたお店で働いている人は丁寧な対応でしたし、
女性の店員さんは「ありがとう」ってわざわざ日本語で言ってくれたし、バスの運転手はフレンドリーでした。
現地の大学生風の女の子に興味を持たれて話しかけられたりもしたし…。
アヴィニヨンとトゥールーズは街ゆく人もウェイターも店員もみーんな優しかったです。
ニースは今思えば、「冷たい」と言われるパリ人よりもきっつい人が多かったかもww
タクシーは問題なく。しかし所持金が2ユーロに。
さて、タクシーに乗ってサンジェルマンデプレ教会を目指しました。
アフリカ系のノリノリの運転手に地図を見せたら、ペンで「ここだね?」ってぐりぐりっと丸を書かれて、他人の持ち物に躊躇なく書き込めるってすごいなぁ、といい意味で関心しました。
初めてのパリで、フランスに来てから初めてのタクシーで、物騒な噂も聞いていたので不安もありましたけど、無事サンジェルマンデプレまで到着。
(空港から市街地へ向かう観光客を乗せたタクシーを襲う強盗がいるんですって。日本人はお金を持っているから、狙われやすいんだそうな。タクシーの運転手も災難ですなぁ…)
んで、クレジットカードが使えなかったのでなけなしの現金を使い、所持金2ユーロになってしまいましたwww
サンジェルマンデプレに到着
サンジェルマンデプレ教会を見学しました。
ロマネスク教会の質素なたたずまいが好きなのです。街の中にある教会の前って、ガラの悪い若者がたむろしていたり、物乞いがいたりとちょっと緊張します。
さっと入っちゃえば大丈夫なんですけどね…。慣れないときはビクビクしてました。
2月という寒い時期のはずだったけど、私はなぜか暑くて暑くてダウンを着ていったことを後悔していました。
普段ダウンなんて着ないのに、パリの緯度が釧路と同じと聞いて警戒してユニクロで買っていったのですよ。
でも東京のほうが雪降って寒かったよw
古ぼけた大きなバックパックにユニクロのダウンといういで立ちで、お金なさそうに見えるのでスリ対策にはよかったかもです。
あ、2ユーロしかないから「お金なさそう」じゃなくて、「ない」の間違いでしたm(_ _)m
あこがれのカフェ・ド・フロールでコーヒーを飲む
教会と道路を挟んだところに有名な老舗カフェが2軒。カフェ・ド・フロールとレ・ドゥ・マゴ・パリです。
作家、芸術家たちが足しげく通ったというカフェで、芸術分野においてはミーハーそのものの私としては、ぜひとも一度訪れたいカフェでした。
店の奥がちょうど空いたいたようで、そちらに案内されました。
店内は満席で、お客さんたちの会話に花がさいてにぎやかで。ガヤガヤ感が心地よく耳に膜ができたような感覚で、自分の世界に入ってました。
まわりを見てみると、私のような一人客も少なくなく、新聞を読んだり読書をしたりと思い思いの時間を過ごしているようでした。
書き物をしている隣の老紳士が印象的だったなぁ。
また訪れたい。
オペラ・ガルニエをめざして歩く
カフェ・ド・フロールを堪能したら、オペラ・ガルニエを目指して歩きます。
まぁ、メトロに乗ればすぐなんですけど…なんせ初めてのパリだったもので、メトロがまだレベルが追い付いてないダンジョンか何かだと思って恐れていたのですw
あの暗闇へと続く薄汚れた階段なんてもう、怖くて足を踏み入れることはできない!とびびってたわけです。
よくまぁそれでパリに行ったよねっていうレベル。
(前回もはじめは歩いていたのですが、石畳で足腰が限界になり、結局メトロに乗りました。→パリではメトロを活用しよう)
オペラ・ガルニエまでは、ゆっくり歩いて30分くらいで着く距離です。
撤去前のポンデザールを渡って、ルーブルの横を歩いて、パレロワイヤルを通ったら、すぐにオペラ通りへ到着。
オペラ通りの観光案内所でロワシーバス(空港直結のバス)のチケットを購入して、オペラ・ガルニエの裏のバス停へ。
もうね、カフェ・ド・フロールに行けて満足だったし、変に歩いて迷ったら怖いので、そのままシャルルドゴール空港へ向かっちゃいました。
今思うと、もうちょっと観光できたなぁと思うので、以下に候補地を挙げてみます。
あの時の私にオススメしたいスポット
時間としては、あと2~3時間くらい…。
挙げたもの全部をまわるのはムリだと思いますが、参考になれば!
歩くのではなく、メトロやタクシーなどで「絶対にここに行きたい!」というところに文字通り弾丸で訪れるのも、もちろん良いと思いますが…。
「パリを歩く」、というのが一番の思い出になったりします。
美術館
周辺スポットでいえば、サンジェルマンデプレから歩く途中でチュイルリー公園へ寄って、オランジュリー美術館を訪れてもよかったなぁと思います。
オランジュリー美術館は前回パリで訪れた美術館の中で、お気に入りの一つです。(オランジュリー美術館、ゆっくり鑑賞)
さすがにルーブルは全部見きれないし混雑が不安ですが、目当ての作品がある場合は、それだけ狙って訪れるのもアリかもです。
夕方のほうが空いてそうだしね。オルセーもルーブルと同様かなぁ。
教会とか
あとは、セーヌ川をわたる前に、もう少し東側へ歩けばノートルダム寺院やサンシャペル教会があるので、時間が読めそうだったら行ってもいいですね。
混雑しているので、注意です。(ノートルダムとサンシャペルは大混雑でした)
オペラ・ガルニエから近いところだと、マドレーヌ寺院。ここ大好き。(6日目はロマン主義博物館と、パリの真ん中マドレーヌ寺院へ)
ショッピング
オペラ・ガルニエ周辺には有名ブランドの路面店があります。
ギャラリーラファイエット(デパート)でお買い物をするのもいいと思います。
老舗香水店フラゴナールもあるし、ピエールマルコリーニは日本で買うより安いし!(ピエールマルコリーニの日本価格に目玉が飛び出たよ)お土産探しにはスーパーも◎
んで、今の私だったら、セーヌ川からエッフェル塔の写真を撮りつつ、チュイルリー公園をぷらぷらしてオランジュリーでさらっと鑑賞、マドレーヌ寺院へ寄って、お土産を物色していくかなぁ。
というか、そもそもオルリー空港→パリ観光→シャルルドゴール空港というルートを使う人がどれだけいるのか…ていうね。
シャルルドゴール空港でトランジット、で街に出てくる場合だとまた起点が違うから、そもそもそこから好きなようにすればいいんだけどねぇ。
とまたもや元も子もないことを言ってみて終わりますw