一昨年の2月にちょこっとパリを訪れた際、通りかかったルーブル美術館に向かって「また来るねー」と言った手前、有言実行で訪れました。
といったものの、ジャンル的には印象派やモダンアートが好きなので、いわゆる「美術史」にはあまり興味がなく、古今東西の様々な時代の美術品にあまねく愛着があるわけでもなく、かといって『モナ・リザ』は見ておかなきゃ!というミーハー要素もなく。
1回は訪れておかねば…的な考えのもと訪れた次第です。
ルーブル美術館へ行ってきた
早速、1日目に購入したミュージアムパスを携えて行きました。
セキュリティチェックを受けたら入場。
職員さんに、日本語で「コンニチハ」と挨拶されました。
ミュージアムパスがあるとセキュリティチェックで並ぶ際にTDLでいうファストパス的なレーンに並べます。
パッサージュリシュリューから入って正解でした。
若干並んではいましたが、他よりも空いてましたよ!
多分、知らない人が多いのかも。
ちょっと分かりにくいので、できたら前日に入口を確認しておくのがオススメです。
(ミュージアムパスについてはコチラもどうぞ→ルーブル美術館「パッサージュリシュリュー」の下見へ)
セキュリティチェックが済んだらチケットがない人は購入。
ミュージアムパスは裏側に日付を書きます。
んで。まずエジプトの方へ行ってしまいました。
歴史的、考古学的、美術的な価値があるのは充分わかっているつもりなのですが…、棺とか内臓を入れる壺とかがナチュラルに怖いので、エジプト系はニガテです。
息が詰まってくるのだな…。
脱出を試みるも、道に迷って出られないし!
ピラミッドから抜け出せなくなった人たちの気持ちがちょっとだけわかったような…わからないような。。。
そういう空気感も演出のうちなのでしょうね。え、違う?w
怖いと言いつつ、ちゃかり写真は撮るよ。
やっとこさ出られたので一休みしつつ、進んだ先はギリシャ。
古代文明のあたりは混雑していないので見やすかったです。
いや、サモトラケのニケのところは人がいっぱいでした!
ルーブルに限ったことではないのですが・・・、団体さんが「目玉」作品の前にいると何にも見えないのは残念だなぁと思います。
分かる言語ならこっそり紛れて説明を聴くっていうのもアリだけど。
宗教画や中世期の絵画のあたりも比較的すいていて、じっくり鑑賞できました。
ルネサンス以降(ざっくり)は人がわんさか。
ベンチもところどころにあって、休憩できます。
こういった混みあいやすい美術館にもスリや置き引きが出ますので気を付けましょう!
パンフレットにも注意書きがありました。
そういえば、私が窓辺に寄り掛かった瞬間、家族連れが急にわーっと寄ってきて囲まれたんですけど、あれはスリだったのかも?
バッグのファスナーの取っ手を常に握っているので、何も盗られず真相は分かりませんが。
フランスが誇る美術コレクション…ものすごい情報量ですから、だんだんぐったりしてきます。
この旅ではルーブル以外にも様々な美術館を訪れましたが、これだけの大量のインプットが行われることってそうそうないです。
美術館ごとのカラーは印象に残っていますが、どこで何を見たのか覚えてないんですよね。
ところで、海外の美術館では壁の上のほうに飾られた絵で、とても小さいものってありますよね。
あれって他人に見せるつもりで飾っているのかどうか疑問なんですよねぇ。
大きければ遠くから眺めることはできるけれど、小さいと何が描いてあるか分からないし…。
そういえば、『モナ・リザ』は写真撮影が禁止になっていた模様。
さらーっと行ってきたけど、観光地化してる感がしんどかった…。
お天気も良かったので、ほどほどにして外に出たくなりました。
ピンポイントで鑑賞したいものがでてきたら、また来ようと思います。(2015年9月)