2014年7月、伊奘諾神宮へお参りしたときは神戸に泊まったのですが、
半日暇になった日があったので、垂水の五色塚古墳まで行ってみました。
(伊奘諾神宮へ行ったときの記事→日本最古の神社「伊弉諾神宮」)
神戸駅からJR東海道山陽本線快速で14分、各停で21分で、垂水駅へ。
垂水駅からは約徒歩10分とのこと。
五色塚古墳に行ってきたよ
実は、意外にもこれが古墳なるものへの初訪!(遺跡とかはあったけども)
当時、神戸在住の知人にその存在を教えてもらってから早1年経っておりました。
近年、パワースポットとしてもじわじわきてるらしいけど、その辺りの話はしないでおきますw
アクセス
垂水駅からの道のりは、坂や小さな路地が多いです。
決して方向音痴ではないはずなんですけど…文明の利器、グーグルマップを駆使してようやく辿りつきましたw
10分どころか、20分かかりましたよ…。あれれー?
古墳自体は柵で囲まれており、入口がどこにあるのか分からずウロウロ…。
地元の方に聞くとすぐ分かりました!
やっぱり人に聞くのが一番だ。
事務所のあるところで受付しているので、そこが入口です。
五色塚古墳周辺地図
拡大すると
この赤丸をつけた事務所がある通りへ向かいましょう!
古墳が日常にあるって、かっこいい
住宅街のなかにいきなりどどーんと現れるこの古墳。
見つけた時、「古墳だ!!遺跡だ!!うおおお!!」ってなることうけあい。(個人の感想)
それに相対するかのように、小学生が普通に遊んでたのがとってもクールに見えました。
五色塚の少年少女を見習って、私もちょっぴりポーカーフェイスを気取ってみることにしたよ。
誰も見てないけど。
初めて知る真実!前方後円墳なるもの
初めて知ったんですが、前方後円墳って「前方」部分と「後円」部分の高さが違うのです。
これは入口と反対側の、外から撮った写真ですが、左側「前方」部分に比べて「後円」の部分が山のようになっています。
ピラミッド感…あります。
なんの疑いもなく、同じ高さなのかと思っていたので、地味に衝撃でした。
入口で受付(無料)したあと、「前方」側から登って行きます。
こうみると高低差がわかりやすいですね。
埴輪がぐるっと配置されています。
眺望よし!
山側の景色。
海側は前方の端っこから。明石海峡と淡路島がめっちゃ近い。
後円から見た淡路島。明日行くよ〜と思いつつ眺めました。
どんな古墳なのか?
案内板を読むと、このあたりを統べていた豪族の墓と考えられているそうな。
4世紀末〜5世紀初頃のものだそうです。
外に配置されている埴輪は復元なのだそうです。
事務所の受付横には、本物の埴輪が展示されていました。
wikiによると、この古墳に積まれている石は淡路島からも運ばれてきたので、淡路島の方まで権力が及んでいた可能性もある、とのこと。
確かに、兵庫最大と言われるほどの規模の古墳ですから、広範囲に渡って統治していたと考えてもおかしくありません。
道路を挟んで、小壺古墳という比較的小さな古墳もあります。
行ってみた感想
天候は曇りでしたが、雲間からうっすら降り注ぐ日の光がかえって神秘的で、
太古の雰囲気へ彩りを添えてくれて、当時を偲ぶのを手伝ってくれた感じがします。
(あたかも当時を知っているかのような口ぶりw)
住宅街の中からいきなり古墳登場!もなかなかのインパクトでしたが、
古墳が作られた当時には住宅街はなかったわけで、こんな大きな建造物がドーン!てあるのも衝撃的なのかもしれないなぁ。
漂っている穏やかな空気感と風が気持ちよくて、心地よさにずっと居たくなりました。
ちなみに、資料館にのこっている縄文人の足跡が、思いのほか大きいことに驚きましたw
☆五色塚古墳☆
兵庫県神戸市垂水区五色山4-1
9:00-17:00
月曜休