ウィーン市街地にあるベートーベン記念館 パスクァラティハウス

楽聖ベートーベンといえば、引っ越しの多さで有名らしい。

つまり、「ベートーベンが住んでいた家」はたくさん存在することになるのですが、ウィーンにおけるベートーベン記念館といえば、こちらパスクァラティハウス。

 

ベートーベンの住んでいた、パスクァラティハウス

写真のとおり見たまんまアパートメントなので、見過ごしやすいです。

お約束通り私は迷って何度もこの周辺をウロウロしまして、ようやくたどり着きました。

入口もこんな感じだし。

 

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5階まで階段で上がる

写真でもうっすらと見えるかと思いますが…、階段をのぼります。

ひたすら登ります。

薄暗くて、人の気配がないのでちょっと不安になります。

 

2階から3階にのぼっているあたりで、上から欧米系男性が降りてきたので、

「こ、ここはベートーベン先生のお宅ですかっ!?」とやや挙動不審気味に聞いてみると、

「そうだよ!4th floorに入口があるよ。ちょっとしんどいけどがんばって!」と教えてくれました。

 

ウィーンの4th floorとは日本では5階です。

5階まで階段で登ることって滅多にないですよねぇ。

3階までのぼるとすでに乳酸が脚を駆け巡り始めました。

 

しずかな時間

受付の小さなカウンターで入場料を支払います(4ユーロ)。

フロアにスタッフが1人いて、先客と話をしていました。

「展示物に触らなければ写真撮影OKだよ」と言っていました。

 

あ、そうそう実際に住んでいたのはこの部屋ではないらしいですよ。

まぁ同じ建物ということで…、きっと雰囲気は同じようなかんじなのでしょうな。

このパスクァラティハウスで交響曲5,6,7番を書いたそうです。

 

19世紀ウィーン製のピアノや、楽譜、ベートーベンの像などが展示されていました。

楽曲の試聴もできますよ!

 

 

 

私のほかに見学者は1人だけしかいなくて、ゆっくりじっくりマイペースに見学ができました。

人がいなくてちょっと緊張したくらいだよw

私が来たのは16時か、もうちょっと遅い時間だったかな。

オープン時間は18時までです。

というわけで、なんとも至福のひとときでした。

 

 

ツェントラルでお茶をして帰宅

このあとは、カフェツェントラルでお茶。

ツェントラルでは17時からピアノ演奏が聴けるとのことで、それを目当てに行ったら混雑しておりました。

老舗の有名カフェということで、ピアノ演奏うんぬん関係なく混んでるみたいです。

それでも回転率は高くて5分ほど待つと入れました。

ケーキもとてもおいしそうだったけれど、あんまりお腹が空いていなかったのでカフェメランジェだけオーダー。

ピアノ演奏に聴き入りつつ読書をして、日没前にアパートへ帰宅。

 

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そうそう、日本人には理解がしにくいチップ文化…。

ウィーンのチップは飲食代の10%が目安なのだとか(お店の格式によって変動するかとは思いますが)。

私は大体、チップ上乗せの金額を伝えながらカードを渡していました。

現金のときも、ウィーンのカフェはどこもチップをスマートにもらってくれるのでやりやすかったなぁ。

 

 

あ、ちなみに今偶然にもコチラを読んでいます。

ベートーヴェン(Amazon ¥637)

この音楽の巨匠シリーズ、内容はもちろんのこと資料が素晴らしいし(オールカラー)、なんといっても文庫本というお手軽さがとっつきやすいのですよ。

まぁ詳しいことは上手なレビューを読んでいただくと分かりやすいかと思いますw(丸投げ)