2017年マリーアントワネット展の感想☆ウィーンへの郷愁とジャポニズムと。

今回は箸休め的な記事。

 

特別展って、終わっちゃうと記事にしておいても誰にも読まれなかったりして、ネットの海で藻屑として漂うことになるのですが…。

それでもなぜ書き続けるのかというと、

なんちゃら展というタイトルからもつイメージと、実際に行ってきたイメージが違うということがあるんです。

記憶はあてにならないので、半年もすればどんな展示だったなんてすっかり忘れてしまいます。

そのとき感じたことを書き留めておくと、のちのち読み返すと思い出すヒントになって面白いので、、

自分用メモとして残しておこうかなと思っております。

 

 

マリーアントワネット展に行ってきた

書こうと思いつつのんびりしていたらもう最終日でした。マリーアントワネット展

新宿で買い物してて、そういえばマリーアントワネット展へ行ってないなぁと思い出して、その足で六本木に移動したのだけど、思いのほか混んでいてぐったり。(大人気の企画展だったので、私の目算違いですね)

観光客も多くて、なんかすごいことになっていました。平日の夕方だったんだけどナメてました。(まだ帰宅ラッシュ始まる前だよ)

 

混、雑、!!

六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーは52階にあって、エレベーターで案内されるのですが入場規制されています。

まずエレベーター待ちから始まり、階上でも列で待ちます。

エレベーターも先に並んでいた人が先に入るんですけど、降りるときは最後になってしまうので順番に並んでる意味ないなーと神経質なことを考えつつw

 

あと並んでても、最終的に4列に広がってください~と言われるので、先に並んでいる人が後ろに行ったりごちゃごちゃになっていました。みんなあんまり気にしないのかなぁ。

何かに夢中になっていたのか、展望台かほかの展示会と間違えて並んじゃってる中国系の子たちもいたなぁ。かわいそうに。

海外旅行あるあるだよね。

 

会場内も混雑していて、当たり前ですけど展示物の前には人だかりができています。なんかもう、この時点でやる気をなくして、さらっと見ればいいや~となりました。

ちなみに、パリには2度訪れていますが、ベルサイユ宮殿へは行ってません(遠いし、混雑は嫌いだし…ええ、言い訳です)。

 

とはいえ、母が愛読していた『ベルサイユのばら』のおかげで、学生時代フランス革命の部分は勉強せずとも簡単にテスト問題が解けた記憶がありますw

バレンヌ逃亡事件を、コミック内の表記ヴァレンヌと書いて△くらった苦い思い出www

 

 

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個人的に、印象的だったモノ

さて、あんまりみんなと同じことを書いてもつまらないかと思うので(といってもほかの人のレポは読んでませんがw)、個人的に気になった点や感想をおもに書いていきます。

 

ジャポニズムと母恋し?

私個人的にはマリーのお母さん、マリア・テレジアがマリーに送った日本風の小物たちがツボでした。

ロココ調のこってり感もかわいらしくて乙女心をくすぐりますけどね、その素朴な小物たち(といっても金塗螺鈿とか豪華だけど、デザインは和風なので)をマリーは生涯大切に保管していた、というのです。

派手でカワイイものを好んでそうな印象ですけど、滋味あふれるジャポニズムも気に入っていたのかなぁ。それとも、お母さんからもらったものだからかな?

あれ、てことは、フランスに嫁ぐときにオーストリアの物は捨てなきゃいけなかったけど、ジャパンは見逃されたってことかいな?

 

ウィーン風、に郷愁を感じるのだね

あと、マリーが引きこもったプチトリアノンは生まれ故郷のウィーン風なのですよね…莫大な税金をつかって農民ごっこ、なんて民衆としては怒りたくもなりますが、ホームシックだったのでしょうなぁ。切ないねぇ。

思い税金のとりたてで飢え死にする人も多かったので、もう何が正しいとかは言えませんけど、ルイ16世やマリー、王政を象徴するような人たちが処刑されることも胸が痛みます。

だけど、一番は彼らの幼い子供たちのことを考えると悲しくてどんよりしてしまいます。

結局、紆余曲折あってマリーの娘、マリー・テレーズは最終的にウィーンに住むことになるんですよね。

しっかし思春期にフランス革命って…しかも当事者って、もう壮絶すぎる。

ちなみに、ルイ・シャルルもかなりひどい亡くなり方をしたのだけど、さらっと言及されているだけでしたな…。

 

 

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ドラマにするのは後の時代の人

殺すほど悪い人たちじゃないのにねぇ…というのは今の時代だからそう思えるのであって、当時の多くの人間にとっては「絶対悪」くらいの価値観だったのかね…。

フランス革命の様子を描いた絵画とかも、実際に見た人が書いているわけではなかったりしますもんね。

「これはドラマになるぞ」という嗅覚のいい人はいつの時代にもいるのかもなぁ。

 

あれ?王様どこいった?

あと地味に気になったのは、マリーと子供たちの絵が飾ってあるんですけど、王様がいないんですよね。

王様どこいった?

夫婦は仲良し説、不仲説両方ありますが、そういうのと関係なく母子像的な「母と子」のテンプレ構図なのかな?無知ですんません。

 

撮影可能な展示物

写真撮影OKなエリアがありましたがこのやる気のない撮り方よ…。

王妃の私室を再現したものらしいのですが、混雑と空間配置的に全体を撮るのは不可能でした。

んで、チェストとそのうえのカワイイ小物を撮ろうとしたら、はからずも鏡の向こう側にソファらしきものが映り込んだの図です。

 

ぐったり。からの併設カフェで甘いもの摂取

というわけでー、ぐったりしていたので、隣にあるカフェで一休みしていきました。

東京の街が一望できるカフェ。店内は忙しいらしくバタバタしてましたが、いい席に座れました。東京タワーも見えました。

 

→ ミュージアム カフェ & レストラン ザ サン & ザ ムーン カフェエリア ザ サン

展望台のみで行くよりも、興味のある展覧会があったらそれとカフェ合わせて来れば充実感がありそう。

窓際に座れるかは運次第ですが…。

 

というわけで、箸休め記事でした。