※2013年6月の記事に加筆修正しています。
比叡山延暦寺
日本史にたびたび登場する比叡山延暦寺。
平安時代末期に栄華をきわめた白河法皇の歌「加茂川の水、双六の賽、山法師、これぞ朕が心にままならぬもの」の山法師とは比叡山のこと。
比叡山延暦寺とは、時の為政者を悩ませるほどの力を持っていたわけです。
また、日本史のなかでも「織田信長の比叡山焼き討ち」は多くの人が記憶しています。
本当に焼き討ちがあったかどうかなどは諸説ありますが、天下を取ろうとする大名にとっても大きな脅威であったことは、事実のようです。
仏教史でも重要な役割
また日本史のみならず、仏教の視点からみても興味深いのが比叡山延暦寺。
「日本仏教の母山」ともよばれながら京都の鬼門とも言われております。
延暦寺は天台宗の本山で、現在でも厳しい修行をおこなうことで有名ですね。
鎌倉仏教の開祖はいずれも延暦寺で修行をしています。
歴史や仏教について興味がなくても、歴史的建造物や景観をたのしむことができますので、写真撮影が好きな人にもオススメです。
比叡山延暦寺へのアクセス
さて、アクセスは2パターン。
1つは京都駅前からバスに乗る方法。
もう1つは叡山電鉄→ロープウェイ→ケーブルカーを乗り継いでいく方法。
バスのほうが簡単ですが、叡山電鉄のパノラマカーも良い思い出になりますし、ロープウェイやケーブルカーを乗り継ぐという経験も頻繁にあるものではないので、旅情を盛り立ててくれます。
私は元気のある往路は電車・ロープウェイ・ケーブルで山景色をたのしみ、復路はバスで熟睡しながら帰りました。
ちなみに、登山ルートもあります。
周遊バスを利用。1日フリーパスがお得
頂上に到着後は見どころをめぐるのですが、大きく3つのエリア(東塔、西塔、横川)にわかれており、このエリア間は周遊バスを使うのがベター。
東塔が中心エリアです。
三塔すべてめぐるなら、1日フリーパスを購入してしまったほうがお得です。
建造物の中は靴を脱いで見学します。
階段も多くたくさん歩きますので、歩きやすく脱ぎ履きのしやすい靴がオススメです。
雨が降ると一層風情があります。
京都滞在中にはぜひ訪れてみてください!