※2015年6月の記事に加筆修正しています。
常念岳登山
登山回数も重ねて自信がついてきた頃ですが、いまだ日帰り登山、低山の域は逸していなかったのです(富士山はのぞいて)。
そこへお声がけいただいて北アルプスの登竜門といわれる常念岳へ登ることになりました。
車だったので、ふもとに前泊して、駐車場から歩いて、一ノ沢から日帰り。
登山用品の店員さんに「日帰りはつらいですよー」と言われ、覚悟していきましたけど、確かにしんどかったです。
でも不思議なのは、富士初登山のときより筋肉痛が少なかったことです。
さて、雑木林を進み、沢沿いを進みます。
丸太橋から落ちそうになるのはお約束。
道中は雪渓もありましたが、軽アイゼンを付けている人はいませんでした。
下の方では、ポツポツと人に会いましたが、女性が一人で登っていて驚きました。
いつも思うのですが、山レコを書いている人ってどんだけ健脚なのでしょうねぇ。
「山と高原地図」も、低山ではコースタイム通りに歩けるのに、今回はまっったくズレるズレる。
これが、本物の登山ってやつか…と遠い目になりました。
なんだかんだ、常念小屋まで5時間。
常念小屋の背には北アルプスの面々!ここでもうテンションMAX。達成感もMAX。
ですが気を取り直し、頂上をめざします。
ここからはガレ場になります。
一気に、「裏面」感が漂います。
魔王を倒して闇の世界に行ったみたいな…。
この辺まで来ると、たくさん人がいます。
だんだんガスってきて視界が遮られましたが、せっせと登ります。
すると、前を歩く人たちが何やら会話をしている様子。
彼らの目線のさきに、雷鳥がいました。
雷鳥もガレ場をせっせと登っていました。カワイイ。
ちょっと見えづらいけれど、メスもいます。
人慣れしているのか、登山客のマナーが良いのか、雷鳥たちは逃げようとせず、マイペースを保ち続けています。
こういう関係っていいなぁ。
登るのがしんどくなってきますが、ちょいと横に目をやると壮観です!
晴れたり曇ったりを繰り返してました。
登るときは曇っていてくれたほうが体力面も日焼け対策にも嬉しいところですね。
すれちがう猛者たちに「もうすぐだよ~」と励まされつつ(まったく「もうすぐ」ではなかったけれど)、登る道を間違えつつ、常念小屋からは約2時間で頂上へ。
思いのほか、時間がかかりました。
私にはレベルが高かったのかなぁ。
山頂でみんなでお昼を食べて、景色を堪能しながら少しだけ休んで、時間が押していた(日没までに下山したい)ので早々に立ち去ります。
トータル13時間かかりましたが、無事下山できて良かったけど、ギリギリでした。
色んな意味で、また経験値が上がったぜ。
この常念岳を登ったあと、基礎体力や山歩きのレベルがぐんと上がったようで、普段の低山ハイキングでの所要時間が短くなったり、さほど疲れなくなりました。
でも、相変わらず空腹には弱いです。