先日、デトロイト美術館展へ。
フジテレビが主催しているとのことで、テレビで宣伝しているそうですね。
妹に「デトロイト美術館展」へ誘われたときは、正直なぜ?と疑問でした。
恥ずかしながら、デトロイト美術館の存在すら知らなかったのです…。
とりあえず、どんなもんかとウェブサイトを見てみると、ゴッホの自画像が。
一瞬、「ゴッホとゴーギャン展」のウェブサイトと間違えたかと思いましたw
展示作品のみどころとして挙げられているのが、
モネ、ドガ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、マティス、モディリアーニ、ピカソといった
印象派、後期印象派、モダンアートの作品とのことでした。
印象派~モダンアートは大好きなジャンルで、日本に来る作品はタイミングが許すかぎりは見に行っています。
去年パリでも美術館をめぐってきたわけですが、まさか”あの”デトロイトに?と驚きました。
デトロイトといえば、小学校の社会科で習った「自動車の製造、工業」のイメージしかなかったから。
デトロイト美術館は、「世界屈指のコレクションを誇る」美術館であり、「古代エジプトから現代美術まで、6万5千点もの作品が展示されている」とのこと。
アメリカではモダンアートを初めてコレクションに加えた美術館です。
もうね、知らなかったじゃ済まされないですよね。
実は、建築や芸術の街でもあるデトロイト市ですが、2013年に財政破綻をしています。
そのとき、所蔵作品は負債の返済のために売却されてしまいそうになりますが、国内外の財団などからの支援が集まり、なんと1点も失うことなく残されることとなったそうです。
そして、美術館は市から独立することに。
とまぁ、そんなかんじでしたが、訪れてみると「写真撮影可能日」というものがあることにまず驚きました。
ようやく日本もOKになったんですねぇ…。
フラッシュはNGだったり、撮影が禁止されている作品もありましたので、そのあたりは指示にしたがいましょう。
上野はいつも可笑しいくらいに混んでいるので、撮影なんてしている余裕はないかもしれませんけど…。
とはいえ、今回は金曜の17時くらいに訪れたので、ゆっくり自分のペースで観られるくらいの混み具合でした。
客層もよかったよ。
金曜日は20時、21時くらいまで開いている美術館も多いので、みんなが飲みに行っている時間に行けば空いているかも?
たぶん、どの展覧会も、会期のあとのほうになればなるほど混雑が予想されるのではないでしょうか。
あと朝イチって意外に混むよねぇ…。
混雑さえなければ何度でも行く、という展覧会は多いのに残念。
デトロイト美術館自慢のコレクションの選りすぐり、ということで素晴らしいことこの上ないですが、20世紀のドイツ美術は初めて目にする作品も多かったです。
ショップでは「デトロイト美術館展」に関係のない作品のポストカードやらブックマークやらを購入w
ゴッホのブックマークはオランダ語テキスト用に使ってます♪
そうそう、原田マハさんの小説が好きなんですが、ショップにデトロイト美術館が題材の小説『デトロイト美術館の奇跡』が置いてあったので購入しました。
さっくり読めるので物足りなさは感じるかもですが、デトロイト美術館展に行く前に読みたかったなぁと思いました。
でも『楽園のカンヴァス』を期待するとがっかりするかも。
短編集『ジヴェルニーの食卓』の中の一作品、かつ今回の展示会のプロモーション作品、だと思うといいかもです。
というわけで、デトロイト美術館展行ってきたよエントリでした!
2017年1月21日まで開催しています。