先日、ブダペストを訪れた際にコンサートへ行ってきました。
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音楽の街、ブダペスト
ブダペストは毎日どこかでコンサートやオペラ、音楽的な催し物が開催されていて、現地に足を運んでからどれに行くか決めるのも楽しいと思うんですけど、このコンサートは日本でネットで事前に予約していきました。
ブダペストってチケット代が比較的安いんです。なので体力が保てば毎日コンサート三昧とかできますw 私は残念ながら、昼も動いていたので体力が保たなかったのですが。
一応、訪れたのは9月なのでオペラシーズンということではあるのですが、オペラ座でのオペラ公演が始まるのは下旬だったようで、ニアミスで鑑賞ならず。。
まぁ、またブダペストにくる口実ができたと思えば、全く問題ないのだー!
ちなみに、エルケル劇場やマダーチ劇場、ドゥナ・パロタなど他の劇場ではオペラやミュージカル、民族舞踏など色々と上演してました。
コンサートチケットはどこで取ったか
リスト音楽院(音楽アカデミー)はその名の通り、作曲家でありピアニストであるリストが創設した音楽学校。
昼間はアカデミー内の見学ツアーも行なっているそうですが、せっかくなのでホールでコンサートを聴きたくて、このサイト(Jegymester Online Tickets)でコンサートスケジュールを見て演目を探しました。ハンガリー語と英語対応です。
リスト音楽院以外のコンサートやバレエとか、いろんなイベントも一緒くたに出てくるので、日程やジャンルで絞り込みしていきます。
言葉に自信がなかったり、ネットがわかりにくい人は、チケット購入代行している日本企業のサイトを使うと楽ですね。多分日本語でチケット検索すると、上記のサイトよりもそういうサイトの方が上位に出てる気がします。
もちろん、当日の空きを期待してチケットブースに直接足を運んでみる…というのもアリです。
席はどこがいいのか…?
席はよほど後ろの方じゃなければ好みとかあると思うんですけど…リスト音楽院の大ホールは音響効果がとても良いらしく、どの席でもよく聴こえるっていう噂ですw
オペラ座だと狙った席をしっかりとった方が良さそうですけどね。
ちなみに、1階の前の方とかのいい席でも5000フォリントでした。
(私がブダペストを訪れている時は1フォリント0.6円くらいだったので、大雑把に値札の約半額!って感覚で買い物してましたw)
私の席は4000フォリントです。安いのだと2000〜ありました。安すぎでしょ!!
でも、リスト音楽院のコンサートパンフレットをちらっと見た限りでは、このコンサートは他のに比べてお高め設定ぽい。(1100〜とかのもあるもの)
指揮者は斜め横からのアングルで、ピアノが搬入されてからは鍵盤とピアニストの手の動きをつぶさに見られる贅沢な位置。
ちょっとばかしマニアック?な席でしたが、大満足。
2階バルコニーの1番前でした。(英語だと2階は1st floorになりますので注意)
ハンガリー放送交響楽団!
実は、チケットを取る前は気にしていなかったのですが…調べました。
A MAGYAR RÁDIÓ SZMFONIKUS ZENEKARA = ハンガリー放送交響楽団です。
ブダペスト交響楽団とも呼ばれているそうな。
んで、今回の指揮者はJános Kovács。
オペラ座、ハンガリーフィル、スロベニアフィルで第一指揮者として活躍。なんと、東京フィルでも客員指揮者をしているらしい!(もしかすると、東京でも彼の指揮で聴く機会があるかもしれないってことだよね?)
そんなにたくさんオーケストラを聴きに行く機会もないんですけど、これほど指揮に見入ってしまったのは初めてでした!
ピアニストは、Primavera Shima。
今回はモーツァルトのピアノ協奏曲で、ゆったり優雅な感じの曲だったんですけど…アンコールで弾いた曲がすごいの。
曲名がわからなくて残念だったのだけど…バルトークの曲だろうか。
アンコールで弾いた、もう一曲の方は落ち着いた曲で、コンサートの最後を彩ってくれました。
リスト音楽院へのアクセス
リスト音楽院の場所は、英雄広場の正面からずーっと伸びている大きなアンドラーシ通り(オペラ座もある通り)の、メトロ1番のオクトゴン(Oktogon)駅から歩いて数分。
メトロ1番はオレンジ色です。
私が滞在していたアパートはオペラ座(ハンガリー国立歌劇場)の裏あたりだったのですが、オクトゴン(Oktogon)駅はオペラ(Opera)駅から一駅だし、ローヒールですがパンプスでも余裕で歩けました。(大通りの歩道はアスファルトだから歩きやすい!)
それどころか、また別の記事でも紹介しますが、7日間乗り放題パス(メトロ、バス、トラム)買ったのに、街中はどこへ行くにもほぼ歩いてましたw
オクトゴン駅からはリスト広場へ向かいます。
途中、カフェやバルがたくさんです。早めに着いて時間を潰してもいいかも!
開演までは…
30分前に着くと、すでに先客が。
当日券を購入している人たちだったのだろうか?CASAと書かれたインフォメーションのブースに列ができてました。
暇だったのでブラブラしてると、一目散に二階へ向かうグループがいたので、付いて行って見ると、違うコンサートへ向かう人たちのようでしたw
一階に戻って、係員にチケット見せたら二階で待ってればいいよって言われて、今度は自信を持って二階へ。
まだ時間があるので、ジュースを飲んで待つことにしました。ケーキも美味しそうだったけど、お腹が空いてなかったのでスルー。
ホールのドアが開いて、席に着きます。
それぞれのドアに係員がいて、チケットを見せれば大体の場所を教えてくれます。
はじめ、ピアノのコンサートに来たはずなのに、舞台にピアノがない?と驚きましたw
前半、オーケストラの演奏があり、後半になるとピアノを運んで来て、ピアノ協奏曲。
コンサートの後は
さてさて、ご飯はリスト広場のお店にてー。
気になっていた、ハンガリー料理「マルハ・プルクルト」(ビーフシチュー)!
ビーフシチューがカレーのようにパスタ(厳密には、ガルシュカというらしい)の上に乗ってくる!
そういえば、シチューをカレーのようにご飯の上にかける家庭があるって知ったのは大人になってからでした。
シチューはスープの類だと思ってたんだよなぁ。あのお宅はハンガリー風だったのだな。
日本人の感覚だと、このパスタのような付け合わせは塩茹で程度の味付けを期待するんですが、こってりサワーな味付けになってました。
ハンガリー料理は味がしっかりしてますね!!
味の濃さに箸休めが欲しいけど、量が多いので他のものをオーダーできないww
今でも写真を見ると食べたくなるくらいとても美味しかったけれど、私には半分の量でいいかなぁ…という感じでした。(味が濃いと少なくてもお腹いっぱいになってしまう)
ワインは選んでもらった赤ワインにしました!飲みやすくて美味しかったー!
うちのは全部ハンガリーのワインだよーって言ってた。
グラスワイン1杯とビーフシチューで約2200円でした。
夜道は大丈夫?
コンサートは夜なので、街の雰囲気も気になるところですが、女性一人で歩いても全く怖くなかったです。
帰りはバルでご飯食べて帰ったから22時前くらい。
歩いている人はやっぱり昼間よりまばら感ありますが、怖い人たちが闊歩しているということもなく。
夜だから警戒していたのと、寒かったのでめっちゃ早足でアパートに向かってましたけどw
おそらく、治安の良し悪しはエリアや通りによっても違うので、危ないと思ったらメトロを使ったり、お店の人にタクシーを呼んでもらったりした方がいいかと思います。
(流しのタクシーはぼったくりが多いらしいので使わない方が良いそうです)