※2015年9月の記事に加筆しています。
パリ訪問2度目にしてメトロデビューです。
私が乗ったときは一人も日本人には会わなかったけれど、観光客っぽい人もいませんでした。
観光客らしい観光客はあまりメトロを使わないのか、タイミングの問題かはわかりません。
さびれた車内で列車の走る音を聞きながら、ふと窓に映る自分の顔をみて「異国の地に一人で来たのだ」という実感を味わいました。
目次
パリのメトロ
巷でもよく言われているように、旅行者を狙ったものやそうでないものまで物騒な事例が多いですね。
地下へつながる階段の先は暗くてきたないし、見るからに魔窟の様態。
絶対にモンスターの出現率は高いし、ちょっと強いのが出てきちゃったりする気配。
怖い怖い。
と、勝手に想像を膨らませて、滞在中はなるべくメトロに乗らずに済ませたいと思っていました。
パリを歩くのも楽しいけど、石畳をなめてはいかん
だけど、ぺたんこパンプスで石畳を3日間歩きつめたものだから、腰と膝が痛みはじめたのです。
4日目、地図をながめて移動距離を目の当たりにすると、とうとう「歩きたくない!」と音をあげました。石畳、おそるべし。
ヨーロッパにいる間はずっとシャワーだけだったので、冷えもさることながら足腰をいたわりきれなかったのでしょう。
次の日は靴底の厚いマーチンを履いて出かけました。
乗車駅と降車駅の直線距離で運賃がきまる
メトロは沿線がたくさんあります。
歩いて数分の位置にも異なる駅があって、それぞれが違う沿線の駅なので、行先によって利用駅を選ばなければなりません。
とりあえず近くの駅からメトロに入り、乗継をしつつ目的地へ向かうのも面倒だと感じない人ならOKだと思います。
乗車地から降車地までの実質的な距離で運賃が決まりますので、どれだけ遠回りをしようと問題ないのです。
パリの路線検索サイト&アプリ
私はといえば、まずは路線検索をします。
路線検索は、コチラ(→ratp.fr – Accueil)
こちらのサイトではバス路線も検索可能。アプリもあります。
ここで出した経路を、メモ帳に「○○(沿線番号)の○○駅 のりかえ ○○の○○駅」と書いて出かけます。
海外にいるときは、スマートフォンはいつ電源が落ちるか分からないことを前提に、小さなメモ帳を持ち歩いています。
小さなメモ帳はかなり役立ちます。
道を聞いたとき、目的地までの地図を書いてもらったりもできますし、地名や店名などの名称が覚えられないときやスペルが知りたいときにも便利。
タッチパネルの券売機で切符を購入
さて、いよいよ地下へ降ります。
まずは、券売機で切符を購入。
割安な10枚つづりの「カルネ」は有名ですね。
他にもお得なパスがあるので、滞在期間と移動距離を考慮して便利でお得なものを買いましょう。
私は、とりあえずは1回券を購入してみました。
券売機はタッチパネル。
フランス語だけでなく、英語表記にも切り替えができます。
もちろん、クレジットカードも利用もOKです。
駅構内を進み、ホームへ
改札機に切符を通して駅の構内へ。
入り組んでいて、迷いやすいので注意。
自分が乗るメトロの番号と色を覚えておいて案内表示に従って移動します。
ホームへ降りる前には停車駅の一覧表があるので、進行方向を間違えないようにチェックしましょう。
ホーム、車内では犯罪のターゲットにされないように注意
ホームにはスリとか、怪しげな人が出没するみたいなので、スキをみせないように。
私は、背後をとられないように立ち位置に気を付けましたw
列車が到着したら、混んでいないところにさっさと乗って、席が空いてたら座ったほうが安全。
ドア付近に立っていると、列車が発車する間際にカバンを奪い去られる危険があります。
日本でもドア付近は痴漢が多いっていいますよね。
混んでいると身動きがとれなくなる場所なので、犯罪のターゲットにされやすいようです。
あと、当然ですが日本みたいに居眠りはしません。
街を歩いているときと同じくらい警戒しておきましょう。
現地の人がリラックスして新聞を読んでいたり、スマートフォンをいじっていたりしますけど、私たちは旅行者であり日本人なのでとても目立ちます。
日本では「お前のことなんて誰も見てないから!」と自意識過剰を笑う人がいますけれど(日本ではそうかもしれないけれど)、海外に行くと日本人は本当に目立ってますので、気を付けてください。
自意識過剰で厳重警戒している人のほうが危機回避できます。
なるべく現地在住アジア人風にふるまって、カバンのファスナーを握っておくとか、なるべく早歩きをするとか(パリ人は早歩き)も、スリなどに狙われにくくするポイントになります。
メトロはどんどん活用すべし
パリの街はそぞろ歩きをする楽しみもありますが、メトロを駆使すると断然、便利です。
時間短縮になるのはもちろん、足腰に負担がかかりません。
やはり早朝や夜などは避けますが(そういう時間帯は外出自体も控えた方が賢明ですね)、これからは積極的に利用していきたいと思います。
次は、さらに難易度の高い(?)路線バスにも挑戦したいです。