面白いミックス感ですが。
猫好き、アート好き、パリ好きには堪らない本!→『猫をさがして―パリ20区芸術散歩』
パリ1区から20区までを散策しながら、猫を探す本です。
探すのはアートにまつわる猫。芸術家の愛猫エピソードや、絵画に登場する猫、詩にうたわれる猫、街の看板に描かれる猫、などなど…。
芸術家が飼っていた猫の話なんかは、猫が部屋でくつろぐ様子が目に浮かぶよう。
やさしい語り口で、まるで筆者とともにパリを歩いているかのような感覚。って通販の説明文みたいな表現ですけどもww
ぜひ、パリの地図を片手に読んでほしい。
一度訪れたことがある人なら、あのあたりだなぁ…とか懐かしい気持ちになるかも。
今すぐパリを再訪したくなること必至の一冊です。
パリ在住の筆者ならではだと思うのですが、歩く道や立ち寄るスポットの紹介もあるので、この本を持ってパリをそぞろ歩くのも楽しそうです。
道すがらカフェに寄ったり、公園で一休みしながら解説を読むのもいいなぁ。
あ、もちろんスリには気を付けて。
実はもともと、フランスは好きだけどパリには興味がなかったんです…。
ほんと、大馬鹿者。
だけど、1回目の弾丸滞在(滞在時間6時間!弾丸すぎるパリ観光)と2回目のアートを堪能するパリ6日間(Paris 2015.9 links)を経て、大好きな街の一つになりました。
パリ症候群なんて言葉もあるくらいで、「憧れのパリ」の現実を目の当たりにすると、幻滅して鬱気味になってしまう人もいる…らしいですが。
私は逆パターンで良かったかもですw
むしろ、南仏をめぐったあとだったので、現代的で開かれた雰囲気になつかしさと安心感を覚える始末。
東京生まれだからか「都会」の空気感にどことなく心地よさを感じるようです。
ラテン系の自由な波長も合わせやすい。
パリは訪れれば訪れるほど、好きになる気がしています。
もちろん次は、『猫をさがして―パリ20区芸術散歩』を携えて。