東京発の東国三社めぐりはバスツアーがオススメなのだ。

先日ふと思い立って、東国三社めぐりへ行こうと思いまして、いつものように公共交通機関を利用した場合、時間&費用がどれだけかかるかを計算してみました。

詳しくは下に記載しますが、結果としてはバスツアーのほうが時間的にも経済的にもお得なのです。

 

東国三社とは?

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香取神宮 総門

まず、東国三社とは何かをざっくりご説明。東国三社とは、香取神宮、鹿島神宮、息栖神社の三つの神社のことで、古くは神代の伝説の残る地です。もともとは海が広がっていたとのことで、昔は船で参拝していたのだとか。

大和朝廷の東国開拓の拠点とされたとの説もあります。

 

大体、神社というのは「エネルギースポット」に建てられていることが多いものです。

地中から湧き出る、もしくは天から降りてくる「エネルギー」を感じた先人が、そこに「神」がいると考えたとされています。(

「抜け殻」や「商業的」な神社においてはその限りではありません)

 

この三社の位置関係が二等辺三角形になっており、鹿島神宮はレイラインでも有名ですね。

香取神宮と鹿島神宮における「要石(かなめいし)」が、昔は地震の原因と考えられていた「大なまず」を押さえつけて地震を防いでいるともいわれています。

関東以北の人は、伊勢参りの後に東国三社も参拝して帰るのがならわしだったともいわれております。

熱田といい多度といい、伊勢のあとに寄らないと「片参り」になってしまう神社が多くて大変だなぁ…。

まぁ伊勢まいり自体も「観光」誘致がねらいだったといわれておりますから、全国の「片参り」も便乗ではないとは言い切れないかもしれませんね…。なんて言ったら罰当たりかなーw

 

 

公共交通機関を使ったアクセスとツアーの比較

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鹿島神宮 奥参道

参拝の順序として、鹿島神宮→息栖神社→香取神宮と言われているのでその通りにめぐる旅程で。

公共交通機関を使っての移動なら、都心からは高速バスを利用。東京駅八重洲南口からJRかしま号で約2時間(1830円)を使うと鹿島神宮まで直通です。ここまでは楽チン。

次なる目的地、鹿島神宮から息栖神社への道のりは、鹿島神宮駅まで徒歩10分&タクシー20分(約4150円)。

鹿島神宮からタクシーに乗るともう少しお値段が上がりますね。

 

電車やバスを使って移動するとお安いぶん待ち時間が長くなります。

電車もバスも本数が少ないうえに、息栖神社は最寄りバス停から徒歩30分という…。

小さな神社なので、参拝自体も30分もあれば余裕なので、歩いている時間のほうが長いかもな事態に。

というわけで、タクシーで計算してみました。

 

息栖神社から香取神宮へは、タクシー25分(約4870円)。

香取神宮からは高速バスで東京駅日本橋口まで2時間(1750円)。

 

それぞれの神社で30~2時間くらい過ごすとして、トータル9時間&移動費8000円プラス食費雑費。

タクシー利用でも9時間です。

対して、ツアーだと5980~7980円(9~12月)プラス食費雑費です。

交通事情にもよりますが、大体ツアー自体の時間はトータル8~9時間で夕方には東京へ帰ってこられます。

 

ツアーは『四季の旅』の東国三社ツアーです。

ツアー参加者は20人くらいで、20代~60代くらいと様々でした。御朱印長を持っているかたが半分以上でした。

ネットで検索してみたけど、ほかのツアーは見当たりませんでした。(2016年当時)

ネット媒体以外のはどこかに存在しているかもしれません。

2019年6月現在、クラブツーリズムはとバス  などからもツアー催行しているようです。

それから楽天トラベルで見つけたのはこちら(期間が過ぎてますが参考までに)

 

というわけで、以下、東国三社めぐりしてきたよ記事です。

 

 

 

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鹿島神宮

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本殿

さて。鹿島神宮は茨城県鹿嶋市にあり、常陸国一宮です。

古くは「香島」と表記していたこともあるそうな。

御祭神は武甕槌大神(タケミカツチノオオカミ)、武御雷(タケミカヅチ)と表記されることもあります。

雷神であり、剣(つるぎ)の神でもあります。

イザナギがカグツチの首を切り落としたときに生まれ、軍神として古くから祭られてきた神様です。

 

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奥宮

ちなみに…カグツチを産んだことでイザナミは亡くなっており、それに激怒したイザナギがカグツチを殺しています。

生まれてすぐに死んでしまったカグツチですが、カグツチを切ったときの血や死体からたくさんの神様が生まれています。

と、さらっと物騒なことを説明するはめになるのが神話ですなw

 

趣のある道。『塚原卜伝』の撮影に使われたそうです

なんと、平安時代には「神宮」と呼べるのは伊勢と鹿島、香取だけだったとのことで、戦前までは「神宮」号を受けるには勅許(天皇のゆるし)が必要だったのですが、今でも特別な由緒がなければ「神宮」は名乗れません。

 

鹿島神宮には鹿さんがいます。

鹿といえば奈良の春日大社が有名ですが、実はその春日大社の鹿のふるさとは鹿島の「鹿」なのです!

でも鹿島神宮の鹿たちは春日大社の鹿のように伸び伸びフリーダムではありませんでした。

小屋のほうから時折響く「ギャアアア」という鳴き声が気になりました。

奈良の鹿は「グワァ、グワァ」って鳴いてたなぁ。

 

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神の使い「神鹿」

境内を歩いて急坂の階段をくだってゆくと、御手洗(みたらし)という池があります。

「おてあらい」ではありませんが、あながち間違いでもない。

というのも、こちらで身を清めてから参拝するのがスタンダードだったのです。

 

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透き通る湧き水

涸れることのない神泉なのだとか。奥には水汲み場があって、湧き水を持ち帰ることもできるそうです。

隣の茶屋では、この御神水を使ったコーヒーやお蕎麦を出しています。美味しかった~。

 

鹿島の神様は寡黙な男前(私の雑感です)で、「祈り(願い事)」は「決意表明」として聞いてくださる感じです。

ボランティアガイドのかたは元気に案内してくれますが、なんというか粛々とお参りするのがぴったりな神社でした。

 

息栖神社

バスに揺られること2~30分ほど。

息栖神社は、前述のとおり小さな神社ですが、天候もあいまって風情が漂っておりました。

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息栖神社

息栖神社は、井戸がご神体の久那戸神(クナノドカミ)、天鳥船命(アメノトリフネノミコト)が祭られています。

この二柱は鹿島、香取の神を東国へ案内したといわれており、土着の神様です。

海上交通の守り神としても親しまれているそうです。

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息栖神社 参道

参拝をしたあと、社殿を背に海方面へ歩くと、ご神体の井戸が二つ(忍潮井)あります。

雨がひどくてよく分かりませんでしたが、井戸の中に甕があり、そこから水が湧き出ているのだとか。

大きいほうが男瓶、小さいほうが女瓶と呼ばれています。

 

朝からどんよりしたお天気だったのですが、息栖神社から香取神宮へ移動するあいだに、雲が晴れてきました。

 

 

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香取神宮

香取神宮は、県が変わって千葉県香取市にある神社です。下総国一宮です。

ご祭神は経津主大神(フツヌシノオオカミ)。

経津主大神といえば、以前参拝した宮城の塩竈神社にも祭られており、そのとき初めて知りました。

鹿島の武甕槌大神とおなじくカグツチの血から生まれたとされる一柱で、祭られる際には他の神様とセットになっていることが多いようです。

そういえば、春日でもお会いしてるんですよねぇ。なにかとご縁があるのかもしれないです。

 

こちらも軍神、戦いの神様としてスポーツの必勝祈願などで訪れる人が多いそうです。

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駐車場から鳥居までのあいだにお土産屋さんがあります

この赤い鳥居をくぐってから、玉砂利の道を進んでまずは本殿へお参り。

赤い鳥居から拝殿までは10分くらいかかります。

 

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三の鳥居

香取神宮の楼門には東郷平八郎のサインが残っているのですが、鹿島神宮のものは消されているのだとか…。

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香取神宮の楼門
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鹿島神宮の楼門

拝殿。やっぱり戦いの神様…凛とした空気感が漂ってます。

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拝殿

拝殿の裏手へまわると、摂末社のほか三本杉など古い云われのあるものが。

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三本杉

ツアーのガイドに教えてもらったショートカット。

来た道を引き返し、総門横の階段を下りて、民家のある道へ進みます。

2本目の道を左手に入ると、奥宮へ続く階段があります。

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奥宮

引き返して、総門から1本目の道を左手に進むと「要石」のあるエリアにつながっています。

こちらを進むと、はじめに歩いた玉砂利の道へつながっています。

要石のある場所は少し高くなっているので、玉砂利の参道へは坂を下るかたちになります。

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要石

雨が降ったあとだったので、足場が悪くてぬかるんでました…。

ので、あんまりここには長居できなかった…。

 

奥宮には同じような体形の猫が2匹いました。

めっちゃ警戒しながら横を通り過ぎてゆきました。兄弟かなぁ。

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もふもふさんも…。この子は飼い猫さんだろうか。癒される…。

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ゆっくり参拝して、ささっとお土産のお団子を買って時間はギリギリでした。

時間があればゴハンをもう一食いけるくらいのお腹はありましたが…。

 

バスに乗ったら東京&新宿まで直通。

公共交通機関にこだわることなく、うまくツアーを利用していくのがいいと思います。

お財布にもやさしいし、時間も短縮できるしいうことなしです。

 

あ、しいて言えば「新宿駅」より「都庁前駅」のほうがバスターミナルに近かったです。