ガイドブックに載っていない!?「越前大仏」

※2014年10月の記事に加筆修正しています。

さて、お次は変わったスポット「越前大仏」へ。

龍門石窟(中国洛陽)の龍門奉先寺坐像をモデルにした大仏や中国の国宝を模した九龍壁、日本一の高さを誇る五重塔があり、なんと大仏殿(高さ52メートル、間口58メートル)と大仏(17メートル)も奈良大仏をしのぎ日本一の大きさなのだとか。

それなのに、観光ガイドブックには載っていないのはいささか不思議です。

実はこの「越前大仏」、昭和62年に関西のタクシー会社創業者の多田清氏が、自身の立身出世を感謝するために私財380億円を投じて建立したといわれている寺院。

残念ながら、歴史的価値がないとされているのですね。

門前町は日曜日だというのに、ほとんどシャッターが閉まっており、その様子はちょっぴり不気味です。

休憩所として開放された建物が何件かありますが、管理人がいるわけでなく、人がいるのはお土産屋さん1軒のみ。

拝観料は500円。

なんと完成当初は、3000円だったらしいです。

他に10組くらいの参拝客がいました。

バスで来たのは私だけで、みなさん自家用車で来ていたようです。

大仏殿へ至るまでの左右に走っているのは回廊で、天候が悪いときでも参拝者が困らないように配慮されて作られたとのことです。

仁王像は、中国福建省で3年半かけて制作されたものとのことです。

IMG_1633

また、五重塔はエレベーターで4階まで上がれます。

この五重塔は競売にかけられているのだとか…。

多田氏が亡くなったあとの市民税滞納が原因で、今では清大寺は勝山市が管理しているそうです。

五重塔から眺めると、大仏殿の屋根の向こう側に、お城が見えます。

このお城は勝山城といって、なんと博物館として多田氏が建てたものなのです。

元来この辺りにあった勝山城とは全くの別物とのことです。

大仏や城を作ってしまうとは、まさに私たちが思い描くお殿さま。

いかんせん現状を知ると複雑な思いがこみ上げ、もののあはれを感じずにはいられませんでしたが、故郷に観光スポットを作って盛り上げたいという志も、実際に作ってしまった財力も、素晴らしいのひとことにつきます。

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